北軽井沢倶楽部
北軽井沢倶楽部

検索

上棟式/設備

2010.07.22

b20100722_joutoushiki_630x360

 

結婚式や葬式という冠婚葬祭は一生に必ず何度か経験するものだと思うけれど、 自分達で土地を購入し、建物を建てる等という大事業は、東京人の我々にとっては 一生に一度のことかもしれない。

ということで、「家を建てるときに読む本」という本を買ってしまい、 「上棟式」というところを読んでから当日の準備に取り掛かった。 工務店と大工の棟梁の違い、参加者の選定、 当日供えるべき祝儀も何もかも分からず、 「行」を行う前の「知」もたまには本当に知っておくのは大切だと痛感した。

7月22日 快晴。 たったの3ヶ月前の4月22日の地鎮祭がみぞれだったのが嘘のよう。 建物が建つ場所のまわりの木を50本以上切ったので、 地鎮祭の時に比べると、まるで別の場所へ来たように感じた。

びっくりしたのが、小さいと思っていた建物も、こうして枠組みの棟を見上げてみると 想像していたよりずっと大きく感じられ、逆に、あれ程広いと思っていた敷地が、 「なんだ、ここで終わりか!」と思うほど狭く感じた。

どうであれ、基礎工事が完了し、柱と屋根の枠組みが建ち上がると、 いよいよ3ヶ月後の10月22日には完成しているのかと、妙に気が高ぶった。 プロジェクトを立ち上げていくということは、 こういう風に実際の形を伴って進んでいくものだということなのですな。

仕事柄、いつも頭の中で考えてばかりいるので、こういう体験が新鮮。 想像しているより、大きなことが進んでしまっている様な気がして、気も引き締まる。 (KH)