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スウェーデンの人気メソッド、北軽に来たる!/ア体

2012.08.24
ニルソン・ビョーン先生。ブンネ法音楽認定インストラクター、ならびにキッズタクティール・ヘッドインストラクターの資格をもつ。

8月17日(金)、森の学校にスウェーデン人のニルソン・ビョーン先生が来校。いま話題のスウェーデンメソッド「キッズ・タクティール」と「ブンネ法」について講義・実演をしてくださいました。

ビョーン先生は、日本への留学経験を経て、現在は愛媛県に在住するとともに、メイドインスウェーデンのテレビ電話の販売会社を経営されています。柔道は初段の腕前とのこと。 この日は、お子さん3人を含む2家族が参加。子どもたちはこれから何が起こるか興味津々の様子……。

まず初めに、ビョーン先生はスライドを見せながら、スウェーデンという国について紹介。夏には1か月ほど「白夜」があること、国民はザリガニをよく食べることetc……。冬は気温が低く、マイナス36度を体験したこともあるというが、ビョーン先生は寒いのが苦手だそう(笑)。

続いて、「タクティール」について紹介と実演が始まりました。

「タクティール」という言葉は、「触れる」という意味のラテン語の「タクティリス(taktilis)」に由来し、キッズ・タクティールとは、相手の身体に柔らかく包み込むように触れる(マッサージする)メソッドのことです。1960年代にスウェーデンで生まれました。肌と肌とのコミュニケーションを通して、不安な感情を取り除いたり、痛みを和らげたりする効果があります。実際に、脳内ではオキシトシンという心身をリラックスさせるホルモンが分泌されるそうです。

この日は、「G線上のアリア」の優しいクラシック音楽に合わせて、ビョーン先生がキッズ・タクティールを実演。体験者は、普段の疲れや緊張が身体から溶け出すような心地よさを味わっていました。

キッズ・タクティールの後は、ブンネ法です。

ブンネ法に用いられるのは、高齢者・認知症の人・障害者・子どもなど、ハンディキャップや楽器演奏の経験がない人でも楽しめるように開発された楽器です。代表的なものに、スウィングバーギターやチャイムバーなどがあります。

スウィングバーギター。4弦で、コードはたったの4つだけ。

 

チャイムバー。天板が広めで、目が不自由な人でも叩きやすいのが特徴。

みんなそれぞれ好きな楽器を抱え、ビョーン先生の指揮の下、合奏が始まりました。「シャボン玉」「かえるのうた」「大きなのっぽの古時計」「幸せなら手をたたこう」etc……。さすがブンネ楽器。初めて手にするものなのに、簡単に演奏できます。参加している子どもたちも得意顔の様子。

誰でも楽しめるブンネ楽器。実際演奏してみると、確かに達成感や自信が得られる。

スウェーデン式にたっぷり満たされた、この日の森の学校。北軽井沢倶楽部という豊かな森の中で行うにはベストマッチ!でした。

「スウェーデン式」×「北軽井沢倶楽部・森の学校」。次回もお楽しみに……。

この日は、流しそうめんも行われました。ビョーン先生、真剣すぎる……(笑)。