倶楽部の建物完成を直前にして、大問題が起きてしまった。 耕作放棄地に建物を建てるということは、 “想定外”のことが起こってしまうものだ。 完成直前で電柱問題が起きてしまったのだ。
倶楽部が使用する電力を引き込む為に、 あのコンクリートの味気ない電柱を、 東京電力の渋川支社と打ち合わせないといけない事が分かった。
東京にいると、電気は空気のように いつでもどこでも手に入るものであると錯覚してしまうもの。 東京電力の提案は、倶楽部の中心とも言える、 あののどかな農道とガーデン予定地前面に、 電柱を3本建てるという。
いろいろと代替案を出したが、 果たしてどこに建てることになるのやら。。。 電気が無いと生きられない自分達が、本当にうらめしい。
都会では、どんどん電柱を地下に埋めているのに、 こうして自分は美しい里山に醜い電柱を建てるという矛盾にぶつかってしまった。 (KH)