東京に比べたら、まだ肌寒く感じられる気候の北軽井沢の木々にも、新芽がついており、ここにも春は来ている事を告げてくれます。余震や、放射能のニュースに右往左往してしまいがちな我々人間のことはお構い無しに、自然のサイクルはめぐり続けているのです。
春の到来を、木々と共に喜ぶという意味もあり、北軽井沢倶楽部では、ピアニスト・山中和子さんとサックス奏者・林美和さんを招いて、ミニコンサートを開催しました。倶楽部の建物で本格的なミュージシャンによる演奏は始めてだったので、建物内の音の響き具合が心配だったのですが、サックスの音色も反響しすぎず、ピアノの音も吸収しすぎず、という丁度よい響き具合でした。
プロの奏者による演奏はさすが見事なもので、間近の距離の生演奏でクラシックの曲や映画音楽の曲を数曲聞かせていただき、とても幸せな気分に浸ることが出来ました。倶楽部のガーデンが整えば、ガーデンスペースでの野外コンサートも出来そうです。山中さん、林さん、素敵な音楽をありがとうございました。
美しい音楽を聞きながら、美しい草花に彩られたガーデンを楽しめるカフェ。そんなスペースがあれば、暑い東京で冷房をかけながら過ごすよりも、涼しい山で過ごす時間が増えるのではないでしょうか。そしてそれが今夏の節電対策に微力ながら貢献できるといいな、と思っております。
(Ic)