北軽井沢倶楽部、レストラン&カフェでは一流の食事にさらなる彩りを添えるべく、ご要望に応じて演奏家による楽器の演奏を行っております。
今回は演奏されている楽器の一つ、「サクソフォーン」について紹介させて頂きます。
1840年にアドルフ・サックスによって発明され、彼自身の名前からサクソフォーンと名付けられました。クラシック音楽の楽器の多くは古くから存在し、形が少しずつ変わって現在の形になっているものが多い中、発明者、発明年代が明確で、尚且つそのころから形が大きくは変っていないのは、この楽器のひとつの大きな特徴といえます。
発明の目的については諸説ありますが、楽器自体の音の大きな特徴として挙げられるのは、音量と音色の「振れ幅」です。
フルートのメカニズム、オーボエと同じ円錐の形状、クラリネットと同じ発音体に金属の管体と、様々な楽器からヒントを得られたサクソフォーンは、繊細でしなやかな音色から、硬質で華やかな響きまで、幅広い表現の可能性を持ちます。
この表現の幅はジャンルの幅としても現れています。クラシックや現代音楽では新たな可能性を導き出し、ジャズではクラシックとはまた違った音色で全体をリードする役割をも担います。ポピュラー音楽でもサクソフォーンのソロが作品のアイコンになっているナンバーも多く存在します。
当施設でも、基本的にはクラシックサクソフォーンを演奏しておりますが、8月28日(土)16時より、ジャズサクソフォーン奏者の藤田絢三率いる「ダンス・オブ・ザ・ヴェイル」によるジャズライブが開催されます。この機会にお食事とともに、サクソフォーンの持つ様々な魅力もどうぞお楽しみください。